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妻の話。
いっしょに過ごす約13年で、妻は大きく変化したと思う。ぼくもまあまあ変化したけど、ぼくの変化量の5倍から10倍くらい妻は変化したんじゃないか。このへんの感覚は妻本人とも「そうだよね」と見解が揃っている。
直近1年間くらいの変化でいえば「妻が、ロジカルに話すことが増えた」と感じる。主義主張を順序立てて伝えてくれる度合いが一気に高まったように思う。ぼくの脳からすると受け取りやすい情報の形なので、ひとまず、ありがたいこととして受け止めてきた。
なんだけれど、最近になってコミュニケーションがうまくいかないことが何度かあって。妻がロジカルなインターフェイスで向かってくると、ぼくもロジカルなモードで応じてしまいがちなところに、罠があるんじゃないかと仮説を得た。
もともと妻は、ぼくと比べると、ロジックじゃないものをロジカルとは別の軸の上で表現することに長けていると思う。わかりやすいものをひとつ挙げるとエモーションね。エモーションのことをエモーショナルに伝えられると、エモーションの扱いが得意じゃないぼくでも「これはエモーションの話だな」とそういうモードで応じることができていた。
「エモーションの話をロジカルに扱う」ってのがわれわれにとって習熟度が低い領域っぽくて、最近になってここで問題が顕在化しているっぽい。変化への適応を乗りこなしていきたい。
妻の話。
先日に続いて、今夜も妻との対話の機会があり、いくつかの発見に恵まれた。
ぼくの生活上の態度についてまともにネガティブ・フィードバックをくれる人は貴重なので、妻にはちゃんと感謝しないとねえ。耳の痛いことも少なくないのですが、しっかりやっていかんと。
妻の話。
世の中を見ていると「うちの夫は家のことをなにもわかっていなくて、先日も◯◯をやらせたら△△になっちゃって最悪」的な言説があふれていると感じる。これがたとえばSNSに投じられたりすると、リプライ欄には「わかる〜」「うちの夫も〜」が集まってくるイメージ。夫の悪口はエンタメとして需要されている小さくないジャンル、という印象だ。
ひるがえって、ぼくが妻に関して「◯◯をなにもわかっていなくて〜」とパブリックな場所に書いたとすると、ぼくの評価が下がっておわり、という感じがする。
ワイワイやっている人たちと自分の間には、どんな差があるというのだろうか。
妻の話。
妻もPebble Index 01を買ったので、インデックス夫婦になった。
たしかに、妻の方がぼくよりも「スマートフォンを取り出して、テキストでメモを取る」の頻度は多いのよな。いっぱい活用できそう。物体としても気に入っているようで、ごきげんである。
妻の話。
超相対性理論の267を聴いた。神田大介さん出演シリーズのラスト。「親しい間柄の人に、ネガティブ・フィードバックできるか」って話に収斂していった、と解釈。
ぼくは高専に通っていたティーンのころに「思ったことを言わずに表層的にヘラヘラと受け流してしまって大後悔した」って経験があり、それ以降は、大事な人との大事な場面であるほど、なんとかネガティブ・フィードバックをしようと努めている。自分ではそういうつもり。
妻とは、お互いに耳の痛いフィードバックをカジュアルにやっている。やわらかく衝突するってコンセプトにたどりつけたのは、妻のおかげと言って間違いないだろう。
あとは20代の頃にけんご hmsk がネガティブ・フィードバックをしてくれたことにも感謝している。いまだに感謝している。
妻の話。
妻が「昔のわたしは本当にひどかったけど、最近はマシになってきているから、最新のわたしのよさがちゃんと伝わるようにしてほしい」「日記やポッドキャストで、いいところを紹介していってほしい」と言ってきたので、さっそく今日のことを書いてみよう。
ふらっとコンビニに行ったとき、ぼくは「森のカフェと緑のレストラン 関西版 Vol.2」ってやつを、妻は「必ず儲かる!! 闇の職業大図鑑」ってやつを買った。
あと「わたしはMichael Jacksonみたいになって、多額の寄付をするから!!」とも言っていたので、ここで紹介しておく。イメージアップにつながりますように。
妻の話。
行ったことのない場所に行こう、と思って適当にくるみを走らせた。自宅から40分間ほど移動したところにあるドトールコーヒーショップに着席した。
お店の入口のところで「ソフトクリームはあるかな?」と話していたら老夫婦に、妻が「いや〜、ドトールにソフトクリームはないんじゃない?」と応じたら「そっか」と去っていって、でもドトールにソフトクリームはあった。機会損失を生じさせる女。
妻の話。
とろり天使のわらびもちを買って帰ってきたので、自宅で食べる。うまいわらび餅だ。
「とろり天使のわらびもち」というフレーズを気に入ったので歌舞伎風に読み上げるってのをやっていたら、妻が「今の、吉沢亮?」と聞いてきて「ううん、横浜流星」と返すという本当に意味のないやりとりがあった。どっちでもないよ。『国宝 (映画)』の話です。
当然、妻はこういうのはこぼします。


