根無し草のコンプレックス

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created: 2023-01-15 / updated: 2023-01-16

この文章は2023-01-15に書いている。

これまでに住んできた市区町村に記してあるように、ぼくは生まれてから今日に至るまで住む場所を転々と変えてきた。子どものころは親の仕事の都合で転勤があり、それにあわえて転校を繰り返していた。大人になってから蒲田エリアには10年近く住んで、ぼくの人生でもっとも長く滞在したエリアになっている。

今はカウントダウン生活という取り組みをやっていて、10年間で5ヶ所に住むぞ〜という計画の第一弾で那須塩原市に住んでおり、もうすぐ第二弾の場所へ引っ越すところだ。相変わらずの根無し草である。風まかせ、諸国漫遊記。自分が5年後にはどこに住んでいるのか、現時点では見当もつかない。

この人生を気に入っている。日本国内に留まってはいるが、それでもさまざまな場所を渡り歩いていると気付くことはたくさんある。視点が変わることで自分の中の偏見や固定観念に気付けることもある。こうやって転がりながら生きていくことで、もっともっと自分の、あるいは妻も含めた自分たちの、価値観の輪郭を発見しながらやっていきたい。

ところで、転がる石に苔は生えないということわざがある。

世の中に合わせ行動を軽々しく変える人は結局成功しないとの警句。
転石苔むさず - ウィクショナリー日本語版

英語のことわざ"a rolling stone gathers no moss"の翻訳(明治期)。意味としては、英国式の「世の中に合わせ行動を軽々しく変える人は結局成功しない。」とするものと、米国式の「世の中に合わせて、柔軟に行動が変わることにより、失敗を避けることができる。」の相反する2通りの解釈があるが、日本のものは、英国の解釈によっている。
転石苔むさず - ウィクショナリー日本語版

解釈次第ではあるが、なかなか怖いことが書いてある。願わくば、ひとつの場所に留まることなく転がり続ける自分の人生を、肯定的に捉えてあげたいものだ。転がり続けるからこそ得られるものがあると、いつでも胸を張って言える自分でいたい。そのためにも毎日をナイスに過ごしていこう。

年齢が30代後半になった頃から、素直に「そこにあるものを大切にする」を実践できるようになってきたと思う。遠くの景色に憧れるのもいいけれど、家族や、近くにいてくれる友人知人、これまでに手にしたものたちを愛でるのも幸せなことだと強く感じるようになってきた。

「そこにあるもの」の代表例に「住んでいる地域のこと」があるだろう。ぼくは2019年の秋以降、そのときに自分が住んでいる地域としっかり向き合って暮らそうと考えるようになった。今日まで大事に持ち続けている考えだ。

今は、栃木県は那須塩原市の、黒磯と呼ばれる地域に住んでいる。この地域には魅力がいっぱいある。今日は黒磯初市2023が催されていて、黒磯駅のすぐ前の通りと広場がおおいに賑わっていた。ご当地ヒーローのナスライガーのショーがあったり、黒磯高校吹奏楽部の演奏があったり、出し物も豊富だった。中でもぼくたち家族のお気に入りはDream Treasure★Dance Studioのダンス・パフォーマンスだ。迫力満点のダンスを客席の最前列で観ることができてとてもうれしかった。大満足の時間を過ごしている。

最寄りのコンビニの店員さんたちはいつも親切にしてくれる。自宅近くのとある営業所のお兄さんたちとも顔なじみになって、顔を合わせるたびに雑談をしているし、昨年末には今年のカレンダーもいただいた。お気に入りの飲食店も、カフェも、公園も、温泉も、たくさん見つかった。自分たちなりに楽しく過ごせていると思う。

自分たちで決めた次の引っ越しだけれども、この地を離れることにさびしさを感じているのはたしかだ。妻とも「ずっとここに住むことにしてもいいんじゃない?」と話したりしている。あちこちを見て回ったあとに那須塩原の方に戻ってくるパターンはけっこうありそうだ。

特定の地域に根を下ろして継続的に活動している人を見ると「かっこいいなあ」と感じる。

どうにも「ひとつの場所で、長く活動する」を自分がやっていくイメージが浮かばなくて、実践できている人に対する強烈な憧れのようなコンプレックスのような感情があるように思う。少なくともカウントダウン生活の中に身を置いているうちは、物理的に特定の地域に根ざすような活動には長くは関われないだろうか。いつか、自分の人生において、ここだ!と思えるような地域での活動を始める日はくるのだろうか。

強い憧れを自覚するようになったのが最近なので、直近3年ほどの「地域と向き合う」スタンスを経て、ようやくそういう感情を抱けるところまで進んだということなのかもしれない。

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In 2023-01-21 Sat Read full day →

今日の生活

起床してお散歩。わりと早い時間帯から用事があったのでトレッドミルは転がさずに入浴して身支度。

最近またShokz OpenRun Miniを使っていて、とても好きな製品だな〜と感じている。バッテリーの持ちは充分、自分の体にはフィットするようで着けていてストレスなし、シャンプーしながらでも使える、ってことでバッテリーがなくならないなら装着したまま生きていくこともできそう。実際、寝ている間も着けっぱなしの日がけっこうある。

引っ越し関連の書類に目を通したり、各種の支払い手続きを済ませたり、ダンボールとペットボトルを回収ボックスに持っていったり、食料品の買い出しをしたり。なんやかんやでけっこうやることのある土曜日。

スーパーの駐車場を走り回る小鳥がいたので写真を撮った。ちょこまかと動くからブレずに撮るのはむつかしかった。

PUMA MEGA NRGY X V2のインソールに穴が空いてしまった。おかわり注文してから3ヶ月くらいしか経っていないのに、また買わなきゃか…?と思ったらつらくなってきて、こういうときに人間はまじめに考える。

「インソールだけを買って取り替えればいいのでは…」

「PUMA FTFOAM FORT」のように検索してもそのものズバリの商品は発見できなくて、仕方がないのでPUMAのそれっぽいインソールを注文したのだった。見るからに形は違うけれど、とにかく試す。

きのう注文しておいたものが今日には届いたので、エイヤッと取り替えてみた。悪くない感じ。この状態で履いてみて、しばらく歩いてみよう。スニーカーそのものを買い替えるよりはいいと思う。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0024R11JG

『Country Gentle Life in 那須』を読んだ。室井秀貴さんの伝記っぽい内容。「えっ、あなたがこれをやったんですか!?」とびっくりしてしまう記述がいくつかあった。自動車の「那須ナンバー」とかね。那須ブランドを育ててきた人たちがいるのだなあ。

続いて『A GUIDE to KUROISO』も読んだ。ぼくは黒磯に住んで1年9ヶ月というところで、知っている場所や知っている人の話がたくさん出てきてかなりおもしろかった。伊藤麻理さんの那須塩原市図書館みるるのお話、津久井勝一さんの黒磯ブロイラーのお話がとくに好き。あとはやっぱり、宮本吾一さんのGOOD NEWSのお話かねぇ。

たびたび菊地省三さんのお名前が挙がるもののご本人は登場しなくて『桐島、部活やめるってよ』の桐島っぽさがある。

この書籍の「黒磯の歴史年表」では2020年が最新の情報で、ぼくが住み始めたのは2021年で、勝手に「地続きじゃん!」と解釈して興奮してしまった。おそらく地域が勝手に盛り上がるってことはなくて、いろんな人たちのいろんな活動の結果として少しずつ盛り上がっていくんだろうなあ。

根無し草のコンプレックスにも書いたようなことで、特定の場所にて10年20年というスパンで価値を積み重ね続けている人たちには強烈な憧れのような感情を抱いてしまう。自分にはそういうことはできるだろうか。やるとしたら、活動場所としてどこを選ぶことになるだろうか。ひとつには、物理的な場所ではなくて「ウェブ上の場」もありえるかもしれないと思った。誰かにとっての居場所となるような、共感して仲間が集まってくるような場をつくれたら、それはかっこいいことのように思える。

In 2023-01-19 Thu Read full day →

今日の生活

起床していつも通りにお散歩して、帰宅してからトレッドミル。いい感じの朝。

きのうに続き、今日も妹夫婦を連れ回す日。ホテルのチェックアウト時刻である10:00に合わせて迎えに行く。ホテルの朝食がおいしかったようで朝から満腹になるまで食べたと言っていたが、大和田観光としてはおすすめの食べ物を繰り出す以外の選択肢はないのであった。

まずはGOOD NEWS NEIGHBORSに連れて行ってコナとスパイスの焼きカレーパンを食べさせる。妻とぼくはひとつずつ頼み、妹夫婦はふたりでひとつにする。平日のGOOD NEWS NEIGHBORSは空いていてほとんど貸し切りみたいな状態。

ONIBUS COFFEEのカフェラテを飲みながら焼きカレーパンをいただく。おいしいね。義弟さんが焼きカレーパンをとても気に入ってくれたので、甘メ・辛メ・ゲキ辛の食べ比べセットを妹夫婦の自宅に送ってもらえるように手配しておいた。那須のおいしいものをたくさん食べてくれ!

近くの林の中をお散歩する。

くるみでブーンと移動して、今度はgarden AUX PARADISへ。今月のパスタはナポリタン。晴れていて風もない日だったのでテラス席を楽しむ。穏やかなランチタイム。なんでもないような雑談を愛でる。

あらためて確認するまでもなく妹夫婦は食べすぎ状態なので、腹ごなしに歩くことにする。晩翠橋を渡って黒磯方面に戻ってきて、那珂川河畔公園へ。

池のまわりを歩いてカモの様子を見る。

那珂川の様子です。

ダイサギもいたね。じっとして動かない。

いっぱい歩いたので、カフェ目当てに那須塩原市図書館みるるに行く。今週はKotje Le Chocolatがバレンタイン前の仕込みのためお休みとのことで連れていけないか〜と残念に思っていたのだけれど、なんと那須塩原市図書館みるるの中のカフェでKotje Le Chocolatのホットショコラを提供していた。これにはびっくり。幸運に感謝しながら4人でホットショコラをいただいた。

マリーア・ズィビラ・メーリアンの立体昆虫図譜展は気になったから、明日以降に見にこようと思う。

お話を聞いていると、妹夫婦はアウトレットでお買い物をするのが大好きということで、那須ガーデンアウトレットに連れていってみた。ここも空いていて快適に見てまわれる状態だった。ぼくもスニーカーを買ったよ。

(※下の写真は今回のお買い物とは関係ありません)

陽も落ちて、遅くなりすぎないうちに駅まで送り届けたかったので、早い時間から営業しているわらべに行く。那須ガーデンアウトレットから行きやすいのもよかった。甘海老の風味が香る、独特のスープのラーメン。みんなでおいしくいただいた。

あっという間に2日間の観光が終わってしまい、妹夫婦を那須塩原駅まで送り届ける。きのう今日といっしょに遊んでもらえて楽しかった。こちらまで旅行したような気分。

義弟さんは日本国内をあちこち飛び回るような生活をしているようで、そのことで得られた知識をたくさん持っていて、会話をしていると教えてもらえることがたくさんあって刺激的でおもしろかった。

ぼくは岸田奈美さんのエッセイが好きで、考え方としての「愛したのが家族だった」も好きだ。

家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった|岸田奈美|NamiKishida

家族でも同級生でも、共感できないふるまいをする人たちとは長い時間をともにしたいとは思えないだろうし、面識がなくても他人でも、ふるまいに共感している人たちとは「会ってみたい」「話してみたい」と思う。「立場」「関係性」より先に「人として好きかどうか」を重視する思考の傾向が自分にはあるようだ。

妹夫婦は気のいい人たちで、どこに連れて行っても本当に楽しそうに過ごしてくれていた。連れ回し甲斐があるよね。ぼくらが次に住む場所にもぜひ遊びにきてほしい。またいっしょに観光したいね。彼女ら彼らのような気のいい人たちから見て「わざわざ会いに行く」と選んでもらえるような、そんな地方暮らしをやっていきたいね。また会いにきてもらえるような人として生きられたらいいな。

また、カウントダウン黒磯の集大成にもなったように思う。約2年間だけ住むと決めて、自分たちなりにこの地域と向き合って過ごして、根無し草のコンプレックスに書いたような強い愛着を抱くまでになった。そんな自分たちの知識と経験をフルに活用して「じゃあ、◯◯に行ってみようか」といろんな場所を案内できた。これがとてもうれしかった。次に住む場所でも大和田観光として大事な人たちを受け入れられるよう、探求の心を持ってやっていきたい。

In 2023-01-15 Sun Read full day →

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