責任をResponce-abilityに読み替えてみる

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created: 2023-06-15 / updated: 2023-06-15

テクストと現場を往還し、呼びかけに「応答」する人文学へ。社会と向き合う「自前の思想」の可能性──人類学者・飯嶋秀治、清水展

自前の思想、人類学、人文学、飯嶋秀治さん、清水展さん

「責任」という言葉は、英語で“responsibility”です。しかし、「責任」という日本語にすると、法律などの固い枠組みの中にある概念に聞こえてしまう。ですが現場で生じてくる事態は、既に機能している学問の枠組みの外側で発生するので、「責任」という言葉では対応できないことも多いんです。

飯嶋さんも言っていたように、応答の人類学とは、責任という強い言葉ではなく「受け応え」や「やりとり」という意味で「応答」という語を用いる。つまりresponsibilityを “Responce-ability”──「現実に応える能力」ーに読み替えること。社会的責任や責務としては一般化できなくとも、個別具体的な現場に向き合い、誰かの問題を一緒に考えたり、当事者が気づかない外部の視点を提示したり、余計なおせっかいと嫌がられたり……そうした行動を起こすことが大切だと思うんです。

なるほど、おもしろい。個人的な体験としても思い起こすことはあるな。

小さな話だと、近所のスーパーに買い出しに行ったときにたまたま目の前にいたおばあちゃんが困っていた、とか、たまたま見つけたウェブ上の記事を読んでいたら誤字脱字を見つけた、とか。そういうときに自然とわきあがってくる「力になれたらいいな〜」という微弱な信号がある。日本語でいう「責任」を感じているかというとぜんぜんそんなことはないのだけれど、ためしに英語の「Responce-ability」と向き合ってみると「応答能力」とでも呼べそうかな、もっと砕いて言えば「できることがありそう感」が生じていると思う。

もうちょっと踏み込んで「知ってしまったからには放ってはおけない感」を抱えるときもある。友人が困っているときなんかはそうだよね。別に自分には責任があるとは感じていないかもしれないけれど、なにもせずにはいられないときってのはある。Responce-abilityとして捉え直してみるとおもしろい。

最近、近所をお散歩するときにゴミ拾いをしているのも、責任よりもライトなResponce-abilityの発露と言えるのかもしれない。「住民には、居住エリアをきれいにする責任があります」とは思っていなくて「自分が歩く道なんだからきれいな方がいいじゃん」くらいの軽いノリね。

つまり、研究者である我々がすべきことはシンプルです。いま自分が出会ってしまって、最初は巻き込まれただけのように感じるかもしれないけれど、自分の目の前にある「現場」を捉えて、そこから時代を考えていけばいい。いま目の前にいる相手に、自分がどうすれば寄与できるかを考え続けていればいい。あるいは、社会の急速な流れから一度退却したとしても、応答し続けていければいい。それこそが、「自前の思想」を実践するということなのだと思います。

これは「研究」というよりは「生き方」「生き様」そのものの話に読めたなあ。どこに足を運ぶのか、そこでなにに手を伸ばすのか、なにに巻き込まれるのか、どのように応答するのか。そうした意思決定の連続と言動の積み重ねをあとからふりかえってみたときに、それが「人生」と呼ばれるものになるのではないか。

誰もが何にでも反応できるわけではないだろうから、ついつい反応・応答してしまう対象があるとき、それが才能ってことなのかもしれないねぇ。関わらずにはいられないナニカってのが人生にはあると思う。

ぼくらの「意思」ってのは、世界が常に自分に対して無数のRequestを発していて、そのうちのどれにResponseするか、ってことなのかもしれないね。

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In 2026-10-07 Wed Read full day →

Beyond WOMANSHIPのエピソード186を聴いた。栗林礼奈さんのお話がめちゃおもしろかった。こんなUターンもあるんだなあ。とても尊くて、ちょっと泣けてしまった。

考えすぎフラグメンツの「人の言葉を借りちゃ〜」の回がおもしろかった。「そこに自分が介在する意味」は、考えちゃうよな〜。

ひとつ前のエピソードの林健太郎さんの「他に誰もやらなそうなので」にも通じる成分を感じる。それでいったら、栗林礼奈さんが親のスーパーを継ぐところにも、ちょっとした必然めいたものを感じたな。

「使命」とか「責任」と言ってしまうと少しずれる感じがするけれど、責任をResponce-abilityに読み替えてみるにも書いたような話で、なんか「自分がやるもの」と思えちゃうことって、あるんだと思う。

In 2026-07-16 Thu Read full day →

おひさしぶりの友人から連絡がきて、そのまま突発的にビデオチャットすることに。こういう声かけはうれしいわね。

お互いの近況などなどを話す。働き方、生き方。他者に向かって近況を話すことで、今の自分がなにを大事にしようとしているのか、よりいっそう明確になった。教育、自治会、ダンス教室。責任をResponce-abilityに読み替えてみる。このあたりが大事っぽい。

In 2024-09-16 Mon Read full day →

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責任をResponce-abilityに読み替えてみるのページを読み返していて「できることがありそう感」と「知ってしまったからには放ってはおけない感」は自分にとって大事な話だな、と思った。この感覚を見落とさないようにしてやっていきたい。

In 2023-06-15 Thu Read full day →

ページ

責任をResponce-abilityに読み替えてみるのページをつくった。なかなか好きなページになった。

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