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ぼくはHip-HopのこともBEEFのこともぜんぜん知らなくて、話題になっていてもせいぜい遠くから眺めるくらいで実際に曲を聴きにいったりするようなこともほとんどなかった。先月下旬、わりとぼくがウォッチしている界隈で勃発していたので、今回はいくらか追ってみようと思って興味を持って情報をキャッチしている。
「ビーフ」が連日話題を呼んでいます。発端は6月21日、ラッパー・NENEが突如リリースした楽曲「オワリ」でした。彼女はこの曲で、SKY-HIがCEOを務めるBMSGと、ちゃんみながタッグを組んで開催したオーディション「No No Girls」から誕生したガールズグループ・HANAを想起させるようなディスソングを展開したのです。ただ、これはHANAに対するディスというよりも、ヒップホップへのリスペクトが感じられないポップ・シーン全体への問題提起とも受け取れる内容でした。だからこそ、象徴的な存在として、ちゃんみなやSKY-HIが名指しで攻撃される形になったのです。
【業界激震】ラッパーNENEからちゃんみな&SKY-HIへの宣戦布告「ビーフ」が「ヒップホップVS.ポップ」の代理戦争に発展(つやちゃん) | マネー現代 | 講談社
あまり意識してこなかったけれど、自分はポップ・カルチャーの中で生きてきたように思う。音楽でいえばJ-POPばかり聴いてきた。週刊少年ジャンプに掲載されているような少年漫画を好んで読んできた。大衆文化のトレンドの中にいて、マジョリティの側に身を置いてきたとも言えるかもしれない。
今回のことで感心したのは、NENEさんのファンの人たちの多くが批判的な観点を持っていること。これはHip-Hopのカルチャーと無関係ではないと感じた。一方でポップ・カルチャーな層の人々は、その多くが、応援しているアーティストに対して無批判な態度を取っているように思える。「かっこいいことはかっこいいし、ダサいことはダサい」と言える態度の人たちを見て、自分は清々しい気分になった。
自分は基本的には「強い言葉を使わないで、楽しくやっていこ↑」なマインドだと思う。そこに、大学院時代のアカデミックな雰囲気やソフトウェア開発におけるレビュー文化から取り入れたエッセンスが加わって、やわらかく批判的であること、建設的であること、を快しとするスタンスに落ち着いて今に至っているのではないか。そんなことを考えた。
もうちょっと深堀りしたくなったのでClaudeに「批判的に返して」とオーダーしながら会話したら、だいぶおもしろかった。デフォルトの挙動だと、あまりにも同調が強くて気持ちよくないときがあるので、常にこれくらい批判的に返してほしい。その方が得るものが多いわ。
というわけで、自分は多様な文化のことをぜんぜん知らんな〜〜〜となったので、Claudeにおすすめしてもらったアクションを取り入れてみたり、あれこれ目で耳で肌で感じて、世界を広げていきたいな〜と思ったのだった。
今日の漫画
『ワールドトリガー』の22巻を読んだ。はあ、よすぎる。それぞれに目指すものがあって、そのために準備をして、それが結果につながって。大筋はド王道って感じなんだけれど、それが淡々と描かれるのが魅力なのかなあ。戦闘中の当人たちは大声を張り上げたりしないんだよね。「ウオオオー」ってならない。そこがあまり少年漫画っぽくなくて特徴的に感じられるのかもしれない。
『チェンソーマン』の7巻を読んだ。おもしろかった。よくパワーみたいなキャラを描こうと思ったよなあ。「魅力的な登場人物さえ描ければ、あとは自然に物語が動き出す」的なつくりかたなのかしら。藤本タツキさん、なにを考えているのかわからなくてすごい。
読み直している『オールラウンダー廻』がおもしろすぎてつらい。ページをつくるか。つくろう。
