Mentioned in days
漫画
さて、ぼくの日記には「漫画」のセクションがあって、ふだんは読んだ漫画を記録するために使っているわけですが。今日は、ひとりの漫画読みとして言及せざるを得ないことがあるので、書いておきます。
小学館の発表だけ見てもなんのこっちゃだろうけど、本件に関心を持っている人はすでに知っているだろうし、いったんこれをリンクすることで話を進めよう。胸糞悪い成分がたくさんあって、知らん人は知らんままの方がいいと思うのであちこちにリンクを貼ったりしない。
ひとつめ。ひとりの漫画読みとして。ぼくは日本で生まれ育って、日本の漫画から受け取っていることがたくさんある人間なので、今回のことは本当に悲しいし、二度とこんなことが起きてほしくない。きのうの夜、寝る前にあれこれを見てしまって気落ちしたし、うまく寝付けなかった。
未来をよりよいものにするために、小学館におかれましては、フジテレビがやったような調査結果の報告を望みます。これによって、被害者の尊厳を踏みにじる二次的な被害が発生しにくい業界の現場づくりに寄与するものと考えます。はっきりいって「どうしてこんな対応に…」と感じているので、実際の「どうして」が調査によって検証されてほしいです。
ふたつめ。教育現場に少しだけ関わっている身として。学校法人恭敬学園・北海道芸術高校の札幌サテライトキャンパスの運営についても心配しています。生徒を守るためにやるべきことをやっていたのでしょうか。生徒が被害に合ったことを受けて、運営の見直しは行われたのでしょうか。そういったことが十分になされてからじゃないと、未成年である生徒を預かるべきではないでしょう。小学館のことは「被害を拡大させた」と、学校については「被害のきっかけをつくった」と捉えています。安全管理を強化してほしいです。
ぼくは、松本市内の公立小学校にボランティアで関わっていたときも、縁があって都内の高校に関わっている今も、児童や生徒とのコミュニケーションが密室で行われないように尽力しています。必要に応じて教員や保護者さんに仲介してもらうなどしながらやりとりするようにしています。それが「良識ある大人でありたい」と考えている自分のやるべきことと思うからです。外部の講師を連れてくる学校であれば、講師たちと生徒たちの接点を厳しく管理すべきだと私は考えます。
ふたつめと絡めて、みっつめ。ひとりのソフトウェア・エンジニア、情報処理技術者として。犯罪機会論の観点で考えたとき、LINEのようなメッセージング・アプリでデジタルな密室を簡単につくれてしまうことに問題意識を持っています。組織内のコミュニケーションにおいても、SlackやDiscordといったテキストチャットのアプリにおけるDMは、なんというか「人気がある」と思っていて、人々は自ら望んで密室に入っていくところがあると感じます。これが、種々の加害やハラスメントの温床になりやすいので、なんとかしたいという思いがあります。
出版社の仕事を例として。作家と担当編集者のやりとりがLINEのような密室で行われて他の編集部員や上司などがやりとりの内容を把握できないのは、やめた方がいいと考えます。常に「チームメンバーやマネージャもアクセスできる場」にログを残しながらやりとりすれば、他者が「これはちょっとおかしいんじゃないの?」と気付きやすくなります。チームメンバーに見られちゃまずいことは、そもそもやるべきではありません。
自分の身近なところではこういった考え方が支持されている感覚はあるのですが、日本社会全体でいうと、密室的コミュニケーションが選ばれることの方が多いと感じます。お仕事の現場において「◯◯さんしか把握できていないの、よくないね」と、教育の現場において「大人と密室的コミュニケーションを取るのは危険、そういった誘いがあったら信頼できる人に相談しましょう」と、そういった感覚を普及させていきたいです。アクションを取っていきます。
最後に。ぼくが作品を通じて大きな恩を感じている大童澄瞳さん、竹良実さん、鳥飼茜さん、雷句誠さんたち(他にもいると思います)が、作家個人としてのスタンスを発信されているのを見て希望を感じました。漫画というすばらしい文化が、今回、はちゃめちゃに毀損されているわけですが、心ある漫画家さんたちがたくさんいるってのは心強いですね。かっこいい業界として発展していけるようにがんばってほしいですし、読者としてもかっこいい関わり方をしていきたいです。
漫画
『健康で文化的な最低限度の生活』の12巻を読んだ。貧困ビジネス編が一段落して新しい物語に突入した。また重たそうなテーマだなあ。現代日本を描きまくり。
『植物病理学は明日の君を願う』の2巻を読んだ。竹良実さんの漫画が好きだ。ひとつずつの小さな話を消化しつつ、大きな物語が少しずつ進行していく感じになりそうね。
漫画
『植物病理学は明日の君を願う』の1巻を読んだ。竹良実さんの新作だ!igaiga555が「新作が出ているよ〜」と教えてくれたので便利だった。
植物病理学をテーマにしたんだねぇ。おもしろかった。『辺獄のシュヴェスタ』『バトルグラウンドワーカーズ』からの本作だもんね、テーマの幅がすごい。野心を感じる。
今日の漫画
『バトルグラウンドワーカーズ』の最終8巻を読んだ。大好きな作品が終わってしまった悲しさはあるものの、大好きなキャラたちの旅路を最後まで見守ることができて本当にうれしい。竹良実さんの描く世界がとても好き。今後の作品にも期待している。
今日の漫画
『バトルグラウンドワーカーズ』の4巻を読んで衝撃を受けた。すごすぎる…。竹良実さん、すごすぎでは…。
去年の読んだ漫画2019と同様に今年の年末には読んだ漫画2020ってページをつくってあれこれまとめると思うけれど、こりゃあ『バトルグラウンドワーカーズ』は今年の十傑に入るだろうなあ。