PHSへの感謝

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created: 2023-03-31 / updated: 2023-03-31

本日2023-03-31でPHSの全サービスが終了するとのことで、思い出話を書く。

1999年、16歳のときにPHSを持つようになって、それ以降ずっと、外出のときにはポケットにモバイル端末を忍ばせるのがお約束になっている。
ぼくとモバイル端末のお付き合いの歴史 - #june29jp

2012-10-29にjune29.jpに載せた記事にも書いてある通り、ぼくは1999年にPHSを持つようになった。釧路高専への入学にあわせて寮に入ることになり、両親からしても「連絡を取りやすいように」ってことで持たせてもらえることになった。同級生の間ではどうだったかなあ、全員ではないものの、半分くらいの人々がモバイル端末を所持していたように思う。

この写真の上2つがPHSのはず。下3つはソニー・エリクソン製のケータイ電話かな。

左上の機種がKENWOODのXITシリーズのISD-P67だろうなあ。初めてのモバイル端末。こいつはたしか1行に表示できる文字列は全角で6文字だったはず。それが3行ある。ぜんぶで全角18文字。令和の今ならスマートウォッチの方が多くの文字を表示できる。

右上のが次に持った機種。同じくKENWOODのHyper XIT ISD-E7だと思う。XITに慣れていたから、後継機種を選んだんだろうね。こいつは1行に8文字の全角文字を表示できたんだっけ。それが6行あって、ぜんぶで48文字か。すごい進化。Retina displayくらいの衝撃じゃん。当時は「待機画面を自由に設定できるエッジ端末」と紹介されていたっぽい。

待機画面を自由に設定できるエッジ端末 - watch.impress.co.jp

PメールとPメールDXについても触れておきたい。ぼくの記憶では、通話料を気にしてか通話はそれほどしておらず、PメールとPメールDXを用いた文字コミュニケーションが友人たちとの間でのメインの連絡手段だった。

電話番号を使用し音声端末同士で直接送受信でき、半角カナ及び半角英数字と絵文字が20文字まで送受信できた。
Pメール - Wikipedia

PメールDXは、ウィルコムが提供していた文字送信システム(SMS)である。Pメールとの違いは送受信はウィルコム間の端末に限定され、約1000文字の全角かな漢字・半角英数字・絵文字の送受信に対応していることである。
Pメール - Wikipedia

たしかPメールはほとんどの友人との間で使えたので、ちょいちょい使っていた気がする。PメールDXを送受信できる相手とは、長文でのやりとりを楽しんでいた覚えがある。特に親しい友人たちとの間では「お誕生日おめでとうメール」を日付が変わったと同時に送り合うわけだが、相手の端末の1行当たりの表示文字数を把握しておいて、相手が見たときに見栄えがよくなるように工夫したものだった。

たとえば「自分の端末は6文字」「相手の端末は8文字」の場合は、こんな感じで文字列を組み立てて、

相手の端末で下記のように表示されることを狙うのである。労力がすごい!

交際関係にある人間のペアは、相談して同じ機種に揃えるってのもよくやっていたと思う。青春っぽい話。

PメールもPメールDXも送信者の電話番号を非通知にして送ることができたので、チェーンメールなどのよろしくない使われ方もあってたいへんだった。ティーンの学生たちに匿名送信という道具を与えない方がいいと思うな。


16歳から18歳くらいまでの多感な時期に、友人たちとのコミュニケーションを支えてくれていたのはPメールとPメールDXと、そしてPHSだった。利用しなくなってから20年も経っているが、こうしてすらすらと思い出話が出てくるくらいにはぼくの人生に刻まれている。

ありがとう、PHS。

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