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ロールパンナ
妻と話していたら「ロールパンナのこと、ぜんぜん知らない」というので説明しておいた。アンパンマンの作中世界においてもなかなか特異な存在だと思う。
1994年(平成6年)に初登場。ジャムおじさんがメロンパンナのために作ったロールパンの女戦士で、ジャムおじさんが作った最後のパンのキャラクター。ジャムおじさんは単なる仲間を作るつもりだったが、「お姉ちゃんが欲しい」と言うメロンパンナの願いを叶えてやることにし、彼女より後に生まれながらも「姉」に当たるロールパンナが生まれた。
アンパンマンの登場人物一覧 - Wikipedia
メロンパンナが「お姉ちゃんが欲しい」と言うのは、現実世界においてもよくあることだろうけれど。それを受けたジャムおじさんが「じゃあ作るね」となるのがアンパンマン世界の異常なところ。
妹のメロンパンナが10年に一度咲く「まごころ草」を偶然見つけたことでその花粉を加えてジャムおじさんが作ろうとしたが、それを聞きつけたばいきんまんが「バイキン草のエキス」も入れてしまったため、ロールパンナは善と悪という相反する心を一身に抱いて生まれてしまった。誕生直後にばいきんまんに「アンパンマンはお前の敵だ」と刷り込まれたことで、アンパンマンと対峙すると悪い心になり、アンパンマン達と戦うことになってしまう。正義のヒーローとは相剋せざるを得ない境遇にあり、アンパンマンのいるパン工場とは距離を置いている。善悪二つの心の板挟みに悩むロールパンナは、普段、くらやみ谷や高い岩山があちこちに連なる荒地にいる。メロンパンナに「一緒にいて欲しい」と懇願されても、パン工場へ帰ることを拒んでいる。
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「あとから作られる姉」というだけでもすごいのに、そこに「善と悪」の二面性まで加えられてしまい、やばいキャラクターが誕生する。
やなせ曰く、宝塚歌劇団の男役をモデルにしており、また、「悪役(ブラックロールパンナ)のほうが美少女ぶりが冴えて格好よくなるのには少々困っている」「なぜこのような陰のあるキャラクターを考えたのだろう」などと語っている。登場する時や攻撃時の掛け声は、ターザンをイメージしている。
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やなせたかしさん自身も「なぜ」と言っているとは知らなかった。おもしろい。