デジタル世界のアイデンティティ2020
created: 2020-03-16
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updated: 2020-03-20
「User ID」とか「username」とか、単に「ID」と呼ばれるような、ある個人を指し示す文字列や画像について。
前提となる考え方
ぼくは「可能な限り、すべての場所で同一個人として同じIDでふるまう方がお得」と考えており、実際にそのような戦略を採っています。なので「場所ごとにIDを使い分ける派です」という人にはあまり役立たない情報かと思います。
英数字で構成されるID的なやつ
- ユニークであること
- よく知られた単語だったりすると、他の人も使用しがち
- オリジナルの造語は強い
- どこでも使えること
- プラットフォームごとに「使用可能な文字」が設定されている
- 英数字 a-z 0-9であればだいたいどこでも使えるので、この組み合わせがよい
- 先頭に数字を使えないケースはちょいちょいあるので、先頭はアルファベットが無難
-_.あたりは使えたり使えなかったりする、記号は避けておくのが無難- 文字数制限もまちまちなので3〜15文字くらいにしておくと安心?要出典
- 入力しやすいこと
- 難しい綴りだったり、脳内で二択になる (
tuortsuとか) 文字列だと間違われやすい
- 難しい綴りだったり、脳内で二択になる (
- 発話しやすいこと
- なんて読むのかわかりにくいやつだと口頭で呼ばれるときに困りがち
june29はどうか?- ユニークか?
- あんまりよくない
- 「6月29日」という意味なので、地球中の6月29日生まれの人たちと空間を奪い合っている
- TwitterやGitHubではぼくがjune29を取ったけど、GoogleやFacebookでは他の人に取られている
- どこでも使えるか?
- だいたいどこでも使える
- Facebookのミドルネームには数字を使えない!
- 入力しやすいこと
- なかなかよい
- ちょくちょく
jun29と書かれるので、その点ではよくないIDだと思う
- 発話しやすいこと
- どう呼んだらいいか自明ではないので、あまりよくないと思う
- 「じゅーんにーきゅーさん」「じゅんにくさん」などと呼ばれる
- オフラインでは「じゅーんさん」と呼んでもらうことが多く、そこと一致していない
- オフラインで「じゅーんさん」と呼んでくれる人は文字ベースのやりとりでは「juneさん」と29を省略して表記することもある
- もう10年以上も使用している源氏名なのでぼくは愛着を持って使っているが、今から新規で選ぶなら別のものを検討すると思う
- ユニークか?
- どういうのがいい?
- 「姓 + 名の一文字」パティーン
takahashimjkondotagomorisなど- これがビシッときまる人、ちょっとうらやましく思っている
- 「名 + 姓の一文字」パティーン
sotarokkotarokなど- これがビシッときまる人、ちょっとうらやましく思っている
- 珍しい姓をそのまま使うパティーン
kakutaniogidowなど- 日本人以外と取り合いにならないので強い
- そういう意味ではぼくも
ohwadaとして活動を始めてもよかったのかもしれない
- 完全オリジナル
zoamichiなど
- 「姓 + 名の一文字」パティーン
プロフィール画像
- ユニークであること
- 小さくても見やすいこと
- 多くのプラットフォームにおいて、小さいところでは32x32くらいのサイズで表示されることがある
- 権利の問題がないこと
- 著作権や肖像権の問題に触れていないに越したことはないと思っている
- june29はどうか?
- 札幌市で学生をやっていたときのお気に入りのリングの写真を、今もよく使っている
- 色味も形もあんまりないタイプで、自分で撮った写真なので、けっこう悪くないチョイスだと思っている
2020年に思うこと
- …と、ここまでに書いたようなことを2010年代前半までは強く思っていたわけですが、最近は別のことも考える
- 多くのプラットフォームにおいて、地球上の全員でひとつの名前空間を共有している
- ので、あとから参入する人ほど選択肢が少なくなっていく
- ぼくがいま13歳だとして「さーてInstagramを始めるか」と思っても、短い文字列はほとんど取得できない
- 現行のようなアイデンティティを示すユーザ登録型の仕組みが世に広まって10年以上が経過して、「名前空間はグローバルにひとつ」「早いもの勝ち」「一度取得されたものは永久欠番」なシステムはけっこう無理がある、少なくともどんどん苦しくなっていく、と感じるようになってきた
- Display Name文化の勃興
- TwitterやSlackのように「ユニーク制約のある不変的なID的なもの」とは別に「ユニーク性がなかったりする」「いつでも好きに変えてよい」「マルチバイト文字も使える」そんな、やわらかい名前を活用する習慣が広まりつつある?要出典
- 「IDは大事!」「しっかり考えて決めよう!」なんて大声で叫ぶ世代は、ぼくらで最後かもしれない
その他
- /hub/君の名は
- IDを変え続けることがその人のアイデンティティになる、みたいな例もある

